不倫・浮気を思いとどまる男の心理
告白すると、この記事を作成する二日前に、一ヶ月近くやり取りしていた相手にお別れをした。
きっとこの記事を読んでくれている方は、不倫や浮気がいけないことと知りながらも関係をやめられないことで悩んでいるのではと思います。
私も同じです。
一時の刺激に気持ちが高揚し、相手や自分の周りの大切な人を傷つけるってわかっていても欲望に抗えないのだ。
なぜ私が浮気を思いとどまったのか
私は体の関係はなかったものの、次に会えばそうなることがわかっていた。デートの約束をしていたが、その約束を破棄して思いとどまった。
その思いとどまった理由は一つではなかった。
①仲間の言葉
②欲求不満が解消された
③自分の顔の変化
それぞれ深掘っていこう。
①仲間の言葉
ちょっとした会話ではっと気がついた。
ミドル・シニアなAさんが若い男の子に「男なら色々な相手を知った方がいい」と話していて、若い時は浮気上等でセフレが何人いたとかそういう話だった。
その話で同じくミドル・シニアなBさんにAさんが同意を求めると、Bさんは「結婚するまではね」とだけ答えたのだ。
Aさんは離婚しており、現在は独り身。Bさんは結婚してお子さんもいる。
私はBさんがとても格好良く見えた。
そしてAさんには少し同情をしたのだ。
「結婚するまでは」といっても実際はBさんは不誠実な付き合いはしていなかったと思う。Aさんの話を否定せず大事なことだけ答えたその対応もスマートなものだった。
私もBさんのような男になりたい。そう強く思った時に私が今していることはAさんのようなことで、それに吐き気を感じるほど嫌悪した。
②欲求不満が解消された
私のこの浮ついた気持ちの根底に、理想のセックスを求めていたことがある。私の理想は風俗のようなサービスではなく、お互いに楽しんで飽きるまでセックスすることだ。
それを実現したいから風俗嬢に恋をしたり、P活に手を出したりした。当然だが相手は最初から仕事であったり金銭という目的がある。頭で理解しつつも実経験を経てそういう関係になることは難しいと悟った。
しかし、先日遊んだ韓国デリヘルはかなり私の理想だった。若く美しい女性とホテルで何時間も気が済むまでセックスをした。それで私は心も体も満たされ、本来は宿泊して翌日も風俗に行く予定をキャンセルしてそのまま帰宅したのだ。
③自分の顔の変化
自分の顔は毎日見るからちょっとした違いは自分が一番わかる。浮気な行為をしていた時期は、自分の顔が毎日醜く見えた。
嫌な顔。その理由は後日わかった。
ドレスコードが求められるレストランで食事をしたのだが、そこに明らかにP活と思われるカップルがいた。その男性と私の醜い顔、とても共通するものがあったのだ。
今思えばミドル・シニアで羽振りの良さそうな男性と若い女性のカップルは都内でまあよく見かけるが、その男性にも同じ雰囲気があった。
醜い理由を言葉で表すのが難しいが、変な色気というか厭らしさ。拾い物のイラストで雰囲気が伝わるといいのだが。
私はこれらの出来事からやり取りしていた方と関係を終わらせる決意をした。
そしてその旨をLINEで伝え、即座にブロックをした。
相手へ関係を終わらせることを告げる
相手の方はとても明るく優しく素敵な方で毎日のようにLINEでやり取りをしていた。しかし私が結婚していることは「聞かれていないから答えていない」だけで、とても不誠実な付き合いだった。
それは女性から必要とされている、モテている、そんな自分の承認欲求を満たしてくれる相手の好意が心地よかったから。
関係を終わらせる当日の朝、相手から前日夜にお祭りに行った写真が送られてきていた。それに返信をせず、夕方お別れのメッセージを送った。
相手はさぞびっくりしたはずだ。
心底傷付けてしまっただろう。
何か嫌なことをしたのでは?など色々考えさせてしまうだろう。
無言でLINEブロックという手段で終わらせることもできるが、それをするのは最悪だと思いこんなメッセージを一つ送った。
週末の約束をなしとし、「次会ったら今よりもっと仲良くなりたいと思うはずだから、浮ついた気持ちで関係を続けられない」と付け加え謝罪した。
たった3行のメッセージを送るのに自宅までの移動時間、2時間をまるっとを費やした。
そして今朝、鏡の自分の顔から厭らしさが消えていた。嫌な顔になった以前に戻ったのだ。
ネットで不倫、浮気、思いとどまる、などで検索すると知恵袋のようなサイトでこんな書き込みを見た。
不倫をすると匂いや纏う雰囲気が変わり、そういう相手を引き寄せる。
といった内容だ。
ゾッとした。まさしく昨日までの自分のことだ。
この記事を見て共感を得られた方がどれくらいいるわからないが、一般的な意見である不倫、浮気からは離婚や不仲、裁判、養育費、離職などのデメリットがある。しかし、当人にはそんなことは承知しているが、欲求を抑えられないから悩んでいるはずだ。
私も本当にこれで解消できたかわからない。
しかし今の気持ちを文章で残すことで冷静に処理できると思っている。
そして毎朝鏡を見て自分の顔に問いかけようと思う。